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ホリデイ
原題:The Holiday(2006)
監督・脚本:ナンシー・マイヤーズ
出演:キャメロン・ディアス、ケイト・ウィンスレット、ジュード・ロウ、ジャック・ブラック
音楽:ハンス・ジマー



   * * *

映画愛に満ちた心地いい作品

 今年の2月20日に見た『恋するベーカリー』の監督ナンシー・マイヤーズの作品。『恋するベーカリー』の前の作品。個人的には本作品『ホリデイ』に軍配が上がる。もっというと圧勝だ。
「人生に一度だけ、誰にでも運命の休暇がある」というのがキャッチコピーらしいが、まあ、そこはなんでもよろしい。メインキャストとパッケージの写真から2組の男女のロマンスを描いた作品のように見えるが、細かくみるともっと多くの形の恋愛が描かれている。

 アマンダ(キャメロン・ディアス)の恋は単純で浮気性の彼と別れてグラハム(ジュード・ロウ)と出逢う物語なのだが、アイリス(ケイト・ウィンスレット)の方はもう少し事情が複雑であり、かつ繊細に描かれている。またアイリスと出逢う気障な作曲家のマイルズ(ジャック・ブラック)も本当はもう少し複雑な事情を抱えているように見ることもできる。
 ただそういったそれぞれの背景をキャラクターがさらりと流しつつも垣間みられる巧みな物語となっている。

 物語にあるいろんな形の恋愛については触れず、映画愛に溢れるシーンがあることにはしっかりと触れておきたい。
 アイリスとマイルズがレンタルビデオ店に行くシーンがある。マイルズが棚に並ぶDVDから作品を指してその映画音楽について話をするのが、映画的には大切なシーンではないかと思ったからだ。「ドライビング Miss デイジー」を採り上げてハンス・ジマーが素晴らしいと言わせてしまう。他にもいろんな映画を採り上げ映画音楽を高く評価するのがなかなかいい。カメオでダスティン・ホフマンが出たりするのも茶目っ気があってよろしい。

 舞台のひとつがロスということもあり映画関係者が何人か登場する。アマンダは映画広告会社の経営者、マイルズは映画音楽も手掛ける作曲家、そのマイルズの彼女であるマギー(シャニン・ソサモン)は映画女優、アイリスとである近所に住む老人アーサー(イーライ・ウォラック)は元映画脚本家。
 ここにアーサーという老人を登場させているのが巧い。今は歩くことも不自由な一見ただの老人に青春があって、それがハリウッド映画の第一線で活躍していたシナリオライターという設定がとてもしゃれている。そのアーサーにかつてのハリウッド映画の栄華をさらりと語らせるのも巧い。
 そんな本編とは関係ないシーンや台詞にナンシー・マイヤーズのセンスの良さが伺える。

 この映画でもまたハンス・ジマーの才能に舌を巻いてしまう。どうしてここでそういう音楽を奏でられるの、と思うほど、映画にぴったりと嵌ってる。

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